整体院・整骨院の集客はSNS広告不要?広告規制も解説【プロ監修】

 
 

この記事でわかること

  • 整体院や整骨院でのSNS広告の必要性
  • 整体院や整骨院におけるSNS広告の実施優先度について
  • 整体院や整骨院でSNS広告を実施する場合のポイントや広告規制について
谷田 朋貴

監修者プロフィール

谷田 朋貴

一橋大学卒業後、伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社、Web専業広告代理店を経て、株式会社電通デジタルに入社。アカウントプランナーとして国内の大手クライアントに対し、運用型広告を中心にデジタル全体のプロモーション施策の戦略立案・実行に従事。2023年12月、株式会社アドカルを創業。

整体院・整骨院のWeb集客方法は様々な手法があります。その中でも近年InstagramやTikTokなど、SNS広告の活用が流行っており、実際にSNS広告をSNS内で見かけることも多くなったのではないでしょうか。

しかし、整体院や整骨院において、「SNS広告流行ってるな…自院でもとりあえずSNS広告をやってみようか…!」といきなりご予算をかけて安直にSNS広告に取り組んでしまうのは危険です。

貴院の貴重なご予算を投資する上で、費用対効果を考えて慎重に出稿を検討すべきです。

ただ、整体院・整骨院でSNS広告が全く不要なのか、というとそうではありません。

結論からお話しすると、SNS広告は不要ではありません。

今や多くの人々の生活にSNSは溶け込んでいますし、SNSを利用しているユーザーに対して、SNS広告は静止画や動画のクリエイティブを目立たせた上でアプローチすることが可能です。

しかし、実施の優先度で考えるとSNS広告よりもリスティングやSEO対策の方が優先度高く取り組む必要があります。

また、SNS広告の実施においては工夫が必要になります。

ここでは、整体院・整骨院の集客において、SNS広告と比較してリスティング広告やSEO対策の優先度が高い理由について解説します。

・ご予算には限りがあるので優先度をつけて施策を実施すべき
・費用対効果の面でリスティングやSEO対策の方が良い可能性が高い

ご参考になれば幸いです。

ご予算には限りがあるので優先度をつけて施策を実施すべき

ご予算は無限ではありません。

極端な話、ご予算が無限にあるのであればすべての集客方法を試してみて、費用対効果のよい手法だけを残すという選択もできますが、現実はそうではありません。

限られたご予算の中で優先順位をつけて施策を実施するべきです。

優先順位をつける基準としては例えば下記が考えられます。

・費用対効果
・獲得したいユーザーにアプローチが可能か
・効果が出るまでにどの程度の時間がかかるか
・初期費用は必要か
・施策を実施する上でのリスクや懸念はないか

集客施策の実施目的を改めて踏まえた上で、施策の優先順位をつける必要があります。

その上でSNS広告の優先度が本当に高いのかを見極めるべきだと考えております。

費用対効果の面でリスティング広告やSEO対策の方が良い可能性が高い

リスティング広告とは、Googleなどの検索エンジンでユーザーが検索したキーワードに連動して表示される広告です。上手くいけば短期で効果が見込める施策になります。

一方でSEOとは「Search Engine Optimization」の略で検索エンジンの最適化を意味します。
自院のWebサイトをGoogle等の検索エンジンで検索した際に上位表示されるようにして、検索からのサイト流入を狙う施策です。

例えば整体院・整骨院の場合、「地域名×整体」などのキーワードのニーズが大きいと想定されます。

SEO対策は短期では効果の出にくい施策ではありますが、長期間の施策継続の結果、検索で上位表示された場合に広告費をかけずに集客をすることが可能になります。

リスティングとSEO対策はともに「地域名×整体」などの、ニーズが既に顕在化している予約確度の高いユーザー(顕在層)向けの施策です。

認知目的の施策と比較しても圧倒的に獲得における費用対効果が良いです。

一方でSNS広告は顕在層のユーザー向けというよりは、ニーズがまだ顕在化していないユーザー(潜在層)向けの施策になります。

したがって、先ほどの優先順位づけのお話にもどると、獲得における費用対効果で優先度を定める場合は、リスティング広告とSEO対策を優先して実施するべきだと考えます。

ここまでの内容を踏まえて、

「でも、SNS広告を配信すると指名検索(自院名などのKW検索)が増えるから優先度高いのでは?」

と思った整骨院・整体院の方もいらっしゃるかもしれません。

ここでは、「SNS広告を実施しても指名検索が増えない理由」について解説していきます。
是非最後までご覧ください。

ご予算ひいては広告の配信量が少ないとユーザーの検索行動にはつながらない

認知目的でSNS広告を配信し、広告を見たユーザーが貴院名で検索して貴院サイトに流入してくるというのは理想のフローでありますが、人は広告に当たってもそう簡単に検索をしません。

筆者の経験上、月1,000万円のご予算をかけて認知目的の広告を配信しても、検索増につなげるのは難しいです。(配信エリアやターゲットを絞るなど、工夫をすればご予算が少なくても効果が出るケースはあります。)

圧倒的に大多数のユーザーにリーチできるテレビCMなどと比べると、Web広告でアプローチできるユーザー数は限られているので、ご予算が多くない場合は獲得目的の施策に注力するのが良いでしょう。

しかし、冒頭でお話ししたように、整体院・整骨院の集客においてSNS広告は工夫次第で、実施余地があります。

ここでは整体院・整骨院でSNS広告を実施する際の重要なポイントを2つ紹介します。

・貴院サイト訪問者へのリターゲティング配信の活用
・動画クリエイティブの配信

貴院サイト訪問者へのリターゲティング配信の活用

リターゲティング配信とは、貴院サイトに一度以上訪れた見込みユーザーへの広告配信ができる手法です。

貴院に訪問済みなので、より予約確度の高いユーザーにアプローチができます。

SNS広告を実施する場合でも、まずはリターゲティング配信をすることで費用対効果を重視したアプローチが可能になります。

貴院サイトへの訪問者数が少ないと、広告配信のボリュームが出ない点は要注意になります。

動画クリエイティブの配信

SNS広告は様々な媒体がありますが、優先して実施するべき媒体は機械学習の精度の高いMeta広告(Facebook・Instagram広告)になります。

SNS広告はクリエイティブが肝になるため、整体院・整骨院の施術の様子や実際の動きを写真や動画素材として活用したり、施設内の様子を素材として活用できると良いかと考えます。

下記のMetaの広告ライブラリで「整体院」「整骨院」と調べると、競合の整体院・整骨院が配信しているMeta広告のクリエイティブを見ることができます。

意外にも静止画のクリエイティブが多いため、ご予算やリソースに余裕のある場合は、動画のクリエイティブを活用できると競合との差別化も可能になります。


整体院や整骨院でSNS広告を配信する際は、広告規制が設けられてるので訴求内容に注意が必要です。

ここでは下記についてお話します。

・整体院や整骨院の広告規制が設けられている理由は医療類似行為にあたるから
・整体院や整骨院の広告表現に関連した法律
・整体院や整骨院のNG広告表現例

整体院・整骨院の広告規制が設けられている理由は医療類似行為にあたるから

整体院や整骨院で広告規則が厳しく設けられている理由は、医療類似行為にあたるためです。

医療類似行為は、「法的な資格制度のあるもの」「法的な資格制度のないもの」の2種類に分かれています。
法的な資格制度のあるものは、「あん摩マッサージ指圧師」「はり師」「きゅう師」「柔道整復師」を指します。

整体院・整骨院の広告表現に関連した法律

整体院や整骨院の広告表現の規制に関係している法律は、

・医師法
・あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律(あはき法)
・景品表示法
・柔道整復師法
・医薬品医療機器法(旧薬事法)

の5つになります。

整体院や整骨院でSNS広告を配信する場合には、これらの法律に違反しないように注意が必要です。

整体院や整骨院のNG広告表現例

治療院・整体院の広告は規制によって、NGな広告表現がいくつかあります。

NGの広告表現例を3つご紹介します。

誇大広告

整体院・整骨院の広告では、誇大広告はNGにあたります。

誇大広告とは、ユーザーの誤認を誘うような過剰な効果や技術の訴求を行っている広告のことです。

例えば下記のような表現はNGなので注意が必要です。

  • 「最高の技術」などの最大級表現
  • 「腰の痛みを確実に治す」といった効果の誤認を誘うような表現

具体的な施術内容の訴求

整体院や整骨院での具体的な施術内容を広告で訴求することもNGになります。

施術内容を訴求しないとサービス内容がユーザーに伝わりづらいのでは?と思ってしまうところではありますが、広告での訴求はNGなので要注意です。

院長や施術者の経歴や出身校を記載

整体院や整骨院の広告では、院長や施術者の経歴や出身校を記載することもNGです。

ユーザーの信頼を得るために経歴を訴求しようと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、医療類似行為に関する法律によって禁止されています。

整体院・整骨院でのSNS広告の出稿を検討する際は、下記を意識して実施しましょう。

・まずはリスティング広告やSEO対策を優先度高く実施
・SNS広告を実施する際はリターゲティング配信を優先
・SNS広告を実施する際は動画クリエイティブを活用
・SNS広告を実施する際は広告規制に注意

この記事を参考に、是非SNS広告による集客拡大に取り組んでみてください。


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