【Google広告】価格アセットの文字数や設定方法を解説|0円でも登録可
この記事でわかること
- 価格アセット(価格表示オプション)の概要
- 価格アセットの入稿規定や設定手順を画像付きで解説
- 価格アセットを最大限活かすポイント
リスティング広告の運用を行う上で、
「価格アセットの仕組みや文字数などの入稿規定が分からない」
「価格アセットは0円の商品も登録できる?」
という悩みを持たれている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。リスティング広告の成果を最大化する上で、価格アセット(旧:価格表示オプション)の適切の設定や活用が必須です。
当記事ではリスティング広告における、価格アセットの概要や表示されない理由、入稿規定、設定方法について詳しく解説します。
各広告アセットの詳細については『【Google 広告】広告アセットとは?全14種類の設定方法やメリットを解説』の記事をご確認ください。
※Google広告にて「価格表示オプション」は「価格アセット」に名称変更がされています。
目次
価格アセットとは
価格アセットを設定すると広告文の下にサービス名や価格、説明文を表示できます。
価格アセットはリンク先URLも設定できるので、該当の商品ページに遷移させることで、商品購入までの導線を短縮してコンバージョンにつなげることができるメリットがあります。
価格アセットの仕組み
ここでは価格アセットの仕組みを初心者の方でも分かるように詳しく解説します。
デバイスや広告掲載順位によって表示・非表示や表示内容は変わる
価格アセットはGoogle広告の掲載順位によって表示・非表示や表示内容が変わります。
PC 面では見出しや説明文の下部に表示されます。リンクテキストと一緒に説明文も表示されることもあります。検索結果の1ページ目の最上位に掲載された時は以下のように表示がされることが多いです。
「もっと見る」を押すと、詳細が表示されるケースもあります。
また、検索画面上部でない場合は表示されないので注意が必要です。
スマートフォン面ではPC と異なり、上部に広告が掲載される時は下図のようにスライド形式で表示されます。
表示条件
下記の2つの条件を満たしたときに価格表示オプションは表示されます。
- 広告ランクが一定値以上を満たしている
- 広告掲載箇所が検索画面上部
PC面・スマートフォン面どちらにおいても、掲載順位が低いと、価格アセットが表示されないので、注意しましょう。掲載順位を高めるには広告ランクの改善が必要です。
詳しくは『広告ランクを上げる方法を現役運用者が徹底解説!上位表示の秘訣5つ』の記事をご覧ください。
クリックされると費用が発生する
価格アセットはクリック課金型になります。ユーザーに1クリックされると課金される仕組みです。
クリックされたときに課金される金額は、「入札形式(オークション)」で決まります。
配信キーワード毎に広告1クリックに対する入札価格の上限を設定し、オークションに勝利した入札金額が高い広告主がページ上位に掲載できます。
「実際の入札金額」は1つ下の掲載順位の競合の入札金額によって決まるため、設定した「入札価格の上限」とは異なる金額になります。「実際の入札金額」が広告をクリックした際の課金額となります。
掲載順位は入札価格と広告の品質で決定されます。そのため、入札単価の上限を高くすればするほど、上位に掲載される訳ではなく、広告がユーザーのニーズに適しているかという広告の品質も加味されます。
『Google 広告のオークションの仕組み – Google 広告 ヘルプ』も合わせてご確認ください。
価格アセットの文字数と掲載制限
価格アセットの設定において、文字数や掲載制限などの入稿規定を守る必要があります。
ここでは具体的な入稿規定について解説します。
文字数と掲載条件
設定詳細 | 詳細 |
---|---|
文字数 | 半角25 文字以内(全角12 文字以内) |
最大表示数 | デバイスにより異なる |
最低設定数 | 3個 |
設定上限数 | 8個 |
価格アセットは、以下の条件を満たしている必要があります。
・ヘッダーや説明文に価格情報を含めていない
・ヘッダーや説明文に「セール」や「送料無料」などのプロモーションテキストを含めていない
・価格アセットのリンク先URLが、広告をクリックした際に遷移するページと同じドメインである
・設定した商品はサービスと関連性がある
・ヘッダーや説明と一致する内容が広告のリンク先にわかりやすく掲載されている
・商標を侵害していない
※参照:価格アセットの要件 – Google 広告ポリシー ヘルプ
その他要件については「価格アセットの要件 – Google 広告ポリシー ヘルプ」をご確認ください。
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価格アセットのメリット3点
ここでは、価格アセットのメリットを3つ紹介します。
1.コンバージョンに直結した導線を設計できる
メリットの1つ目は、ユーザーのコンバージョンに直結した導線を設計できる点です。
例えば広告文ではTOPページやブランドページをリンク先に設定しつつ、価格アセットでは価格を表示して、商品の詳細ページに直接遷移させることで、ユーザーのコンバージョンに直結した導線を設計することが可能です。
また、最大8個まで設定が可能なので、複数商品を扱っている場合、それぞれの商品の価格を表示して、各商品詳細ページへの導線を用意することができます。
2.広告の視認性が良くなり、クリック率が高まる
2つ目のメリットは、価格アセットを設定することで、広告の表示面積が大きくなってユーザーの目につきやすくなり、クリック率が高まります。
視認性が高まるので価格アセットは必ず設定しましょう。
3.広告ランクの向上につながる
広告ランクとは、Google広告の入札オークションにおいて、広告の表示順位を決定する指標です。広告ランクは、広告の品質と上限クリック単価(入札単価)、広告アセットなどによって決まります。
広告ランクを高めるには、主に広告の品質と上限クリック単価(入札単価)が重要ですが、価格アセットを含む広告アセットを網羅的に設定することも広告ランク向上につながります。
広告ランクが上がると、入札単価が低くても上位掲載できる可能性が高まり、広告の費用対効果が高まるので広告アセットは必ず設定しましょう。
広告ランクについては『広告ランクを上げる方法を現役運用者が徹底解説!上位表示の秘訣5つ』の記事で詳しく解説しております。
下記公式ページも合わせてご確認ください。
・広告ランクについて – Google 広告 ヘルプ
・広告の品質について – Google 広告 ヘルプ
・上限クリック単価 – Google 広告 ヘルプ
価格アセットの運用ポイント3つ
価格アセットの効果を最大限引き出すためにはいくつかのポイントを実行する必要があります。ここでは、主なポイントを3つ解説します。
1.上限の8つまで価格アセットを設定する
価格アセットは最大8個まで登録可能です。
そのため、商品が複数ある場合は上限の8つまで設定しましょう。複数表示できるタイミングで1個や2個しか表示されないのは機会損失なので、リスティング広告の効果を最大化したいのであれば、上限まで登録しましょう。
2.無料の資料請求や会員登録も設定する
費用が発生しない0円の資料請求や会員登録も価格アセットとして登録することが可能です。
「無料」というワードはユーザーの興味を惹きつけるため、自社の目標とするコンバージョンが「資料請求」「会員登録」などの無料で行える場合に最適なアプローチ方法となります。
見出しや説明文で「無料」であることを明記すると、審査に落ちる可能性があるので記載しないように注意しましょう。
3.見出しと説明文を簡潔に分かりやすく記載
見出しや説明文が冗長にならないように簡潔に分かりやすくまとめましょう。 NG例と良い例をあげると下記の通りです。
・NG例:最初にかかる費用
・良い例:初期費用
ユーザーは文章が長いと読まない可能性もあるので、一目で内容を理解できるように簡潔に設定するのがポイントです。
以上が、価格アセットの運用ポイントになります。下記のGoogle公式ページも参考にしてみてください。
価格アセットの設定手順を画像付きで解説
それでは実際に価格アセットを設定する方法を解説します。
左側メニューの「アセット」を選択して「価格」を押します。
「追加先」を「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」から選択し、価格アセットを適用させる該当のキャンペーンや広告グループまで設定します。
また、「タイプ」は下記から自社サービスに適した項目を選択します。
・ブランド
・イベント
・地域
・周辺地域
・商品のカテゴリ
・商品のバリエーション
・サービスのカテゴリ
・サービスのグレード
・サービス
その後、ヘッダーと説明文、最終ページURLを入力します。価格アセットは3つ以上登録しないと配信できないので注意しましょう。
最後に「保存」を押せば設定完了です。
価格アセットが向いているビジネス
プロモーション対象となる商品・サービスが3つ以上ある場合は、価格アセットを設定しましょう。価格アセットは最低3つの登録が必要です
サービスが1つしかない場合は、無料の会員登録や資料請求も含められないか検討しましょう。
価格アセットを活用する際の注意点
価格アセットはリスティング広告の効果を最大化する上で重要な機能ですが、注意点もあります。ここでは、価格アセットを活用する際の注意点を解説します。
表示されないこともある
掲載順位が低い、デバイス面の都合等で表示されない場合もあります。設定すれば必ずしも表示されるわけではないので、予め認識しておきましょう。
掲載順位を高めるために広告ランクの向上を図りましょう。
下記公式ページも合わせてご確認ください。
・広告ランクについて – Google 広告 ヘルプ
広告審査の対象になる
広告文や他のアセット同様に広告審査の対象になるので、規定やポリシーは必ず守るようにしましょう。
規定やポリシーを違反していると審査落ちして、配信ができなくなってしまうので注意が必要です。
参考:価格アセットの要件 – Google 広告ポリシー ヘルプ
価格アセットに関する自動生成アセットは無い
Google広告が自動でアセットを作成してくれる自動生成アセットの機能がありますが、価格アセットについては活用できません。以降で詳しく解説します。
自動生成アセットとは
自動生成アセットとは、広告のパフォーマンス向上につながると予測される場合に、Google広告がアセットを自動的に作成し、広告の下に表示する機能です。
Google広告が広告の内容やランディングページの内容を元に、アセットを自動生成します。
自動生成アセットには、動的サイトリンクやド動的コールアウトがあります。
価格アセットは自動生成されないので必ず手動で設定する
自動生成アセットで生成されるアセットは下記の7種類になります。価格アセットは自動生成されないので設定する場合は必ず手動で設定しましょう。
・動的サイトリンク
・動的構造化スニペット
・自動生成住所アセット
・販売者評価
・動的コールアウト
・ビジネス情報
・動的画像アセット
まとめ
Google広告の価格アセット(旧:価格表示オプション)について詳しく解説しました。
皆さんも、この記事で紹介した方法やコツを実践し、広告効果の改善に取り組んでみてください。適切な広告運用によって、売上拡大と事業の成長を実現しましょう。
リスティング広告の運用にお困りではないですか?
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・リスティング広告を出稿してみたい
・自社で運用しているが、効果が出ないので代理店を探している
・効果の出るLPを制作したい
上記のようなお悩みをお持ちでしたら是非私たちにご相談ください。株式会社アドカルは貴社のリスティング広告の成果を最大化するために「消費者理解の徹底」と「戦略立案」を大事にしております。詳しくは下記のリスティング広告に関するサービスページをご覧ください。
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