X(旧Twitter)はSEO対策に効果無し?成果に繋がる活用法

 
 

この記事でわかること

  • XのSEO効果の有無
  • SEOに効果的なXの活用方法
  • Xを運用するメリット
谷田 朋貴

監修者プロフィール

谷田 朋貴

一橋大学卒業後、伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社、Web専業広告代理店を経て、株式会社電通デジタルに入社。アカウントプランナーとして国内の大手クライアントに対し、運用型広告を中心にデジタル全体のプロモーション施策の戦略立案・実行に従事。2023年12月、株式会社アドカルを創業。

X(旧Twitter)はSEOに影響はあるのでしょうか?

本記事では、SEO対策に取り組まれている方向けにXのSEOへの効果について解説します。ぜひ最後までご覧ください。

結論からお話しすると、X(旧Twitter)からのリンクはSEOに直接的な効果を及ぼしません。

Googleのジョン・ミューラー氏が明確に、SNSはSEOに直接的な影響を及ぼさないと明言しています。(19分54秒あたりで言及)

SNSはコンテンツを投稿する際に提供するリンクにnofollowを付けていることが多いため、ランキングに影響はないです。”

※引用:Google Search Central. 「English Google Webmaster Central office-hours hangout」

nofollowは、外部からの被リンクに対して、リンク先を検索エンジンにインデックスされるのを防ぎ、リンク評価を受け渡さないようにする属性値です。X(旧Twitter)の投稿で共有される全てのリンクはnofollowが必ず設定されるため、自社サイトコンテンツのURLがシェアされても直接的なSEO効果は無いです。

しかし、あくまでも"直接的な効果"であり、X上での全ての行動がSEOに全く効果が無いという訳ではありません。

X(旧Twitter)からのリンクに直接的な効果はありませんが、Xからのサイテーションの効果はあると考えられます

サイテーションは「言及」や「引用」の意で、「サイト名や企業名等が、リンクを伴わずに他サイトやSNSアカウントで言及・掲載されること」を意味します。

サイテーションはSEOに間接的な影響を与えます

Googleの検索品質評価ガイドラインには、下記のように明記されています。

品質が最高であるページとは、有益な目的に役立ち、その目的をスムーズに達成するために作成されます。High(高品質) とHighest(最高品質) の区別は、ウェブサイトならびにコンテンツ作成者の評判とE-E-A-Tに基づいています。

引用元:Google検索品質評価ガイドライン(General Guidelines)

「高品質」と「最高品質」のページの差をもたらす要素として、ウェブサイトならびにコンテンツ作成者の「評判」が含まれています。

また、GoogleのガイドラインではMEO(Googleマップの地図エンジン最適化)の効果はSEOにも影響があると言及されています。

MEO対策で上位表示できれば、企業名やブランド名がSNS上でサイテーションされて、企業やブランドの認知度が高まります。その影響で検索エンジンの評価が高まり、SEOの上位表示に良い影響を与えます。

つまり、X(旧Twitter)でのサイテーションはSEOに好影響を間接的にもたらすため、積極的にXを活用していく必要があります。

ターゲットの明確化

X(旧Twitter)を活用していく上で、まずはターゲット設定をしっかり行いましょう。

誰に投稿を見て欲しいか、投稿に反応してほしいか、最終的にサービス・商品を購入して欲しいかを明確にしないと、その人たちに何をコミュニケーションで伝えるかを決めることができません。

よくラブレターで例えられることが多いですが、日々多くのラブレター(広告やコミュニケーション)を受け取っているユーザーに対して、自社のサービスを誰にどのようなアプローチでどんな内容のラブレターを書けば、顧客になってもらえるでしょうか?

そのためには、自社のサービスや商品を利用・購入する相手の興味関心や住んでいる場所、行動特性を明確にする必要があります。

ターゲットを明確に設定することで初めて、ユーザーに何を伝えるかを定めることができます。

発信テーマを絞る

定めたターゲットのニーズやインサイトを深堀り、発信内容を定めましょう。

また、X(旧Twitter)アカウントを運用していく上で、発信内容はテーマを絞りましょう。

例えば、健康食品会社であれば、商品自体の情報や健康・食生活に関する情報などの発信に絞ることが必要です。

テーマが絞られていないと、ユーザーが「このアカウントは有益だからフォローしておこう」と思われづらい上に、フォローした後に「思っていたより関係ないツイートをするのでフォローを外そう」となる可能性もあります。

有益なコンテンツを投稿する

最も重要となるのが「ユーザーにとって有益なコンテンツを投稿する」ことです。

ユーザーにとって有益なコンテンツを投稿することが、X(旧Twitter)上でのサイテーション獲得に直結します。

SEO対策と同様に、ユーザーのニーズを満たすということが最も重要になるので、「その投稿は本当にユーザーのためになっているのか?」を考え抜きましょう。

画像や動画を活用する

テキストのみの投稿に限らず、画像や動画を添付して投稿することも重要です。

全く同じ投稿でも投稿の内容を補足するような画像や動画を添付することで、ユーザーの目を引き、リアクションをもらいやすくなります。

いいねやリポスト、引用などのリアクションが増えるほどインプレッションが伸びやすくなるので、工数はかかりますが、画像や動画を活用して投稿の質を向上させましょう。

X(旧Twitter)広告を活用したプロモーションの実施

サイテーションを獲得する手段として、アカウント運用以外にX(旧Twitter)広告を利用するのも1つの手です。

投資する予算にもよりますが、インプレッションやエンゲージメントの拡大を狙うことも可能です。

X(旧Twitter)広告は様々なメニューがあるので、ご予算に応じて活用を検討してみましょう。お気軽に弊社にご相談ください。

SEOで対策しているキーワードをX(旧Twitter)でも使用

SEOで対策しているキーワードはX(旧Twitter)でも投稿の中に取り入れましょう。

投稿やプロフィール、ハッシュタグなどX(旧Twitter)にはキーワードを活用できる場所が複数あります。

キーワードをそれらの箇所に反映することで、貴社のアカウントとキーワードとの関連性が高いとGoogleから認識されやすくなります。

他ユーザーと交流する

X(旧Twitter)ではユーザーとの交流も重要です。アカウントのコンセプトやキャラ設定にもよりますが、ユーザーに返信をポストしたり、いいねやリポストを行ったりするなど、ユーザー目線でコミュニケーションがとりやすいアカウントにしましょう。

キャンペーンやアンケートの実施

投稿へのエンゲージメントを高める方法としてキャンペーンやアンケートの実施も有効です。

ユーザーが能動的に参加したくなるような企画を練ることで、エンゲージメントの向上と最終的なサイテーションの獲得を狙いましょう。

費用をかけずに運用が可能

X(旧Twitter)アカウントの運用は広告とは異なり、費用をかけずに行うことができます。

投稿するコンテンツを磨くことで拡散されて、コストをかけずとも大きな成果に繋がる可能性があります。コンテンツの中身を熟考し、適切な運用を行いましょう。

コンテンツの拡散性があるため、認知にも活用可能

X(旧Twitter)は、他SNSと比較しても拡散性が強いため、自社や商品の認知拡大にも役立ちます。

特に新規サービスや商品の立ち上げ時には積極的に活用しましょう。

ユーザーとコミュニケーションが可能

繰り返しになりますが、ユーザーとの距離が近いSNSであるため、コミュニケーションがとりやすいです。

また、自社サービス・商品の口コミや評価も収集しやすいSNSです。

X(旧Twitter)の運用はメリットが大きい一方で、リスクもあります。

リスクを避けながら運用する必要があります。

炎上リスクは常につきまとう


X(旧Twitter)の運用を行う場合、炎上リスクを回避する必要があります。

意図とは関わらず、”ユーザー目線で見た"際に誰かを貶めるような投稿や非常識な投稿を行うと、炎上する可能性があります。炎上によって、自社のブランド既存や評判の低下につながる恐れもあります。

炎上を気にしすぎてコンテンツの質を落としてしまうのは元も子もないですが、常に炎上リスクはあることを念頭に置いた上での運用を心がけましょう。

結論:X(旧Twitter)同様に直接的な効果は無く、SEO目的であれば拡散性のあるXがベスト

Googleが言及している通り、他SNSもX(旧Twitter)同様にリンクにSEOへの影響はありません。

サイテーションには間接的な効果はありますが、InstagramやTikTok、LinkedInなど他SNSはX(旧Twitter)と比べると拡散性は低いです。

そのため、SEO目的でSNSを運用するのであれば、Xがベストな媒体になります。

Q.X(旧Twitter)の運用でSEOに影響が出るまでにどの程度の時間がかかりますか?

A.厳密に回答するのは難しいです。1コンテンツのみであれば、X(旧Twitter)上での爆発的な拡散によってSEOへの効果を短期的にもたらす可能性は0ではありません。

Q.自社でアプローチするターゲットを考えるところから外部の支援会社に依頼することは可能ですか?

A.可能です。弊社株式会社アドカルでも貴社のターゲットを考えるところからご支援できればと考えておりますので、お気軽にご相談くださいませ。

X(旧Twitter)がSEOに与える影響について解説しました。

結論としては、X(旧Twitter)からのリンクに直接的なSEO効果はありませんが、サイテーションによる影響は期待できます。

サイテーションを高めていく上で、当記事が参考になれば幸いです。

今回はX(旧Twitter)の与える影響についてお話しましたが、SEOの順位を高める上で忘れてはいけないのはサイトコンテンツが最も重要であるという点です。まずはサイトコンテンツの質を高めることに注力しましょう。


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