住所アセット完全活用ガイド|貴社の店舗ビジネスを成功に導く方法

 
 

この記事でわかること

  • 住所アセットの基本や仕組み
  • 住所アセットのメリットとデメリット
  • 住所アセットを最大限活用するコツ
谷田 朋貴

監修者プロフィール

谷田 朋貴

一橋大学卒業後、伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社、Web専業広告代理店を経て、株式会社電通デジタルに入社。アカウントプランナーとして国内の大手クライアントに対し、運用型広告を中心にデジタル全体のプロモーション施策の戦略立案・実行に従事。2023年12月、株式会社アドカルを創業。

「Google広告の住所アセットって何?」
「住所アセットのメリットは?」
「住所アセットの使い方を知りたい」

という疑問を持たれている方向けにリスティング広告の住所アセット(住所表示オプション)の基本やメリット、使い方について解説します。

この記事を読んでいただければ「住所アセット」についての理解が深まり、正しく活用することが可能になります。

Google広告における住所アセットは、特に店舗型の企業様にとって非常に価値のあるアセット(旧広告表示オプション)です。このアセットを利用することで、リスティング広告やYouTube広告に店舗の住所や地図情報を表示させることが可能になります。特に実店舗を持つビジネスにとって、顧客が直接店舗を訪れることを促進する強力な手段です​​​​​​。

▼掲載イメージ(リスティング広告)

また、住所アセットをクリックすると、Googleマップに遷移します。

また、現在「旧住所表示オプション」と「旧アフィリエイト住所表示オプション」は住所アセットに統合されています。

旧住所表示オプション: 広告主様が店舗を直接所有している場合に使用
旧アフィリエイト住所表示オプション: 広告主様が所有していない店舗で商品やサービスを販売しているメーカーや情報集約サイトなどの広告主様が使用

Google広告の住所アセットは、特に実店舗を持つビジネスオーナーにとって、顧客の来店促進に大きなメリットをもたらします。メリットの詳細について解説します。

①来店率の向上

住所アセットは、ユーザーが必要とする情報を直感的に提供することができるため、来店率の向上が期待できます。

具体的には、住所や地図情報を通じて、ユーザーが店舗までのアクセス方法を簡単に理解することが可能です。この機能は、特にスマートフォンを利用しているユーザーにとって、非常に便利なため、実際に足を運んでくれる顧客の増加につながります。

②訴求力の向上

住所アセットを利用することで、広告の面積が拡大し、ユーザーの注目を引きやすくなります。

さらに、住所をクリックすることで直接店舗の詳細ページにアクセスできるため、ユーザーは店舗までのルートや営業時間、さらには店舗の写真など、具体的な情報を簡単に得ることができます。このように、住所アセットは、ユーザーに対する訴求力を格段に向上させる効果があります。

③Googleマップの検索結果への露出増加

住所アセットを使用することで、Googleマップの検索結果にも広告として店舗情報が表示されるようになります。

これにより、Googleマップ上でユーザーが「居酒屋」「電気屋」といった特定のキーワードで検索した際に、検索結果に広告を露出することで店舗を見つけやすくなります。このメリットは、地域での店舗ビジネス展開を強化する上で非常に重要です​。

Google広告の住所アセットは、実店舗を持つビジネスにとって、来店客を増やす強力なアセットである一方で、いくつかのデメリットも存在します。

しかし、これらのデメリットを理解し、適切に対処することで、その影響を最小限に抑えることができます

店舗の出し分けが上手くいかない可能性がある

デメリット

Googleの住所アセットは、ユーザーの現在地に基づいて最も近い店舗を表示しようとしますが、この機能の精度が完璧ではないため、時には遠い店舗が表示されることがあります。

対処法

Googleビジネスプロフィールの情報を常に正確かつ最新の状態に保ちます。また、複数の店舗情報を登録する際は、各店舗の位置情報が正確であることを確認しましょう。

地図だけ見て、LPは見られない可能性がある

デメリット

ユーザーが広告の地図情報だけを見て、ランディングページ(LP)にアクセスしないことで、詳細な商品やサービス情報に触れる機会を逃す可能性があります。

対処法

Googleビジネスプロフィールに豊富な情報を提供し、ユーザーが地図情報からでも店舗に関する魅力を感じられるようにしましょう。営業時間、メニュー、特別オファーなどの情報を充実させ、ユーザーの興味を引きます。

二重課金の発生

デメリット

住所アセットがクリックされた際の課金に加え、地図を見た後に検索画面に戻ってユーザーが再度広告をクリックすると、二重に課金される可能性があります。

対処法

広告のROI(投資収益率)を常に監視し、二重課金が発生しても、その見込み客からの収益が期待以上であれば、コストとして受け入れることも一つの戦略です。

2024年時点では、Yahoo!広告においてGoogle広告の住所アセットと同様の機能はありません。

Google広告のみで使用できる機能になります。

住所アセットの設定方法について詳しく解説します。

Googleビジネスプロフィールへの登録

Google広告アカウントとの連携

具体的な管理画面での手順について解説します。

①「アセット」を選択します。
②「+」ボタンを押します。

③「住所」を選択します。

④「地域」を選択します。
⑤連携するマイビジネスアカウントを選択して「続行」を押します。

⑤が完了すると、広告アカウントからの連携リクエストがGoogleビジネスプロフィールを登録しているアカウントのメールアドレスに届きますので、承認を行ってください。

これで連携は完了です。

住所表示アセットの設定

住所表示アセットは、検索広告、ディスプレイ広告、YouTube動画広告、そしてGoogleマップの検索結果で利用可能です。ローカルキャンペーンやP-MAX(パフォーマンス最大化)キャンペーンなど、特定のキャンペーンタイプでこのアセットを活用することが推奨されます。

住所アセットが効果的なケースを把握する

店舗型のビジネスは住所アセットと非常に相性が良いです。特にその中でも、下記のケースが効果的です。

  • ユーザーが直ぐにそのお店に行きたい場合
  • 店舗の立地がユーザーの選択条件に関わる場合

例えば車の修理であれば緊急性が高いので一番近くの店舗を探したり、美容院や学習塾であればアクセスが良い立地のところを探したりといったケースがあげられます。

オンラインで完結するビジネスなど、店舗をお持ちでない企業様は住所表示アセットは相性が良くないです。

Googleビジネスプロフィールの運用で効果を高める

実際に住所表示アセットをクリックすると、遷移先でGoogleビジネスプロフィールに登録された情報に基づく店舗の詳細情報が表示されます。

つまり、Googleビジネスプロフィールの情報を充実させておくと、ユーザーは貴社の店舗に対して興味を持ってくれる可能性が高まります。

一例をあげると、飲食店であれば提供しているメニューを載せたり、店内・外観・商品の写真を拡充するのがおすすめです。

Googleビジネスプロフィールの効果的な運用については、下記の記事で詳しく解説しております。

Q.住所アセットは無料?

A.住所表示アセットの設定や表示は無料になります。ユーザーにクリックされると、課金されます。

Q.アカウントを開設した直後でも住所アセットの利用は可能?

A.Google広告アカウントでリスティング広告を利用する広告主であれば、特に条件は無く利用可能です。

Q.表示されないケースもある?

A.住所アセットは必ず表示されるわけではありません。広告ランクが一定の値に達していない、あるいは広告の掲載順位が低い場合は非表示になります。

Q.他のアセット(旧:広告表示オプション)との併用は可能?

A.併用可能になります。他のアセット(旧:広告表示オプションについては下記の記事をご覧ください)

住所アセット(旧:住所表示オプション)の基本やメリット・デメリット、効果的な設定方法について解説しました。

住所アセットを適切に運用して広告の効果の最大化を図りましょう。


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